みなさん、こんにちは!大変お久しぶりになってしまいました…!
決してブログを忘れていたわけではないんです
航空局の監査準備に、家族のバタバタ(この年齢になると本当にいろいろありますよね…)、さらに会社の問題山積みで、怒涛の日々を過ごしておりました
さて、今日は一昨日に私が体験した「ちょっとモヤモヤ、でも航空業界の裏側が見えた出来事」をお話しします!
悪天候の空港で起きた「まさかの1発ATB」
その日は東京で用事があり、新千歳空港から羽田に向かうべく朝から移動していました
ですが、外は大雨でしかも雲も低く垂れこめる絶好の(?)悪天候です
空港に到着すると、着陸できない飛行機が続出
何機もゴーアラウンド(着陸をやり直すこと)を繰り返し、上空で待機するサークリング(指定された空域をぐるぐる旋回して順番を待つこと)に入っていました
地上に視界があっても、空中の視界(垂直方向)が悪いと飛行機は降りられないことがあるんです
私が乗る予定の機材も羽田から飛んできた折り返し便だったのですが、案の定ゴーアラウンドに……
「まあ、上空で旋回しながら様子を見て、再チャレンジするよね」
そう思った瞬間、なんとその機材は旋回することなく、そのままATB(Air Turn Back:出発地の羽田へ引き返すこと)を決めてしまったのです!
私の頭の中は「???」でいっぱいに
だって、他の便は上空で待機しながら何度もチャレンジして、最終的にはちゃんと着陸できていたんですよ!?
なぜその便だけ、一発で諦めてしまったのか?
実は、航空業界に長くいる身からすると、悪天候が予想される日は「追加の燃料」を積んで向かうことがあります
上空で待機したり、何回か着陸をやり直したりしても大丈夫なようにするためです
それなのに、後から話を聞いて二度びっくり
なんとその便は、数回のやり直しに耐えられる燃料を積んでおらず、たった1回のゴーアラウンドで残燃料がギリギリになり、そのまま引き返してしまったというのです
「えぇぇ〜!?悪天候って分かってたのに、なんで追加の燃料積んでなかったの!?」
思わず心の中でツッコミを入れてしまいました(笑)
なぜその便だけ追加燃料がなかったのか……謎は深まるばかりです
結局5時間遅延。でも現場のスタッフも必死なんです
結局、羽田に戻った飛行機が仕切り直して飛んできたため、およそ5時間の遅延で無事に東京へ到着
もちろんその日の予定はすべてキャンセルになりました(涙)
「もっと遅延を小さく抑える運用ができたのでは…」という思いも正直ありました
ですが、こういったトラブルが起きると、裏側では「超高難易度のパズル」を解くようなスケジュール調整がリアルタイムで行われています
1機の遅延をどう吸収するか…
他の便は触らずにその1便だけを大幅な遅延で運航させるか、それとも全体のスケジュールを組み直して被害を最小限にするか……
天候ばかりは人の力ではどうにもできません
空港のカウンターでは見えませんが、バックヤードで冷や汗をかきながら必死にダイヤを調整している運用スタッフたちがいることも、少しだけ知っていただけたら嬉しいです!
まだまだ話したい「航空業界の裏話」がたくさんあるので、また更新しますね!
それでは、また次回!

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