本当に空港の現場では様々なことが起きます
その一つに電話対応が有りました
私が羽田空港で勤務している当時、電話で問い合わせがある内容は、タクシーの運転手さんから到着時刻と搭乗人数の確認でした
ちなみに今では考えられませんが、私が羽田空港の国際線(今のような第3ターミナルがあるわけでもなく、「これがほんとに国際線??」というような建物でした)で勤務していた頃、到着便の情報(旅客名簿と到着時刻)が記載してあるものを掲示していました
そこでも確認できたはずなのですが、今のようにネット環境が整っていないこともあり、このような確認の電話が頻繁にありました
そんな問い合わせがある中、たまにお客様から「何時の飛行機に乗るんだけど、もうすぐ着くから待ってて」なんて電話も来ていました
当時の羽田空港は、まだ第1ターミナル(第2ターミナルは作っている最中でした)しかなく、空港内の場周道路はさながら迷路のようになっており、第1ターミナルから国際線ターミナルに到着するまで辿り着けずに迷子になる方が結構いらっしゃいました
心の中では”飛行機も鉄道と一緒で、待っててくださいの電話一本で待てるようなものではないんだよな…”と思いながら、「〇〇時にカウンターを締め切りますので、それまでにはお越しくださいね。お気をつけて!」なんて話していました
そんなお客様、「迷っちゃったよ~」と言いながら遅れてくるのですが、そこはグランドスタッフの腕の見せ所で、お客様を急がせながらなんとか搭乗手続きを終わらせ、ご搭乗頂けるように頑張ったりもしました
もちろん”これはもう無理”という制限時間はあって、それを超えてしまえば「申し訳ございません、搭乗手続きは終了してしまいました」と説明をするのですが、たまに「電話したじゃないか!!」と言われる方もいらっしゃりました
ほんとにたま~にでしたが…
ただ”遅れてくる”という電話、グランドスタッフとして助かっていることがあるというのもまた事実
実は、お電話を頂くことで”この方は遅れてくる可能性がある”とグランドスタッフのアタマに入ります
それをもとに”遅れてきた場合”を予測できます
”カウンターを締め切っても、○○分までは取れるように準備をしておこう”とか、”ここまで遅れたら、ごめんなさいかな”とか…
状況にもよりますが、予測ができるというのはとてもありがたいことでした
”遅れてくるなよ…”とは思うものの、予測ができることで”できることはやろう”とも思えるからです
ただし、混雑便では「○○時になったら、空席待ちをしている人の手続きを始めよう」という思考も追加されますので、気を付けてください
そうなると時間までに搭乗手続きをしていないのだから、この席はNO SHOW(お客様が来ない)として取り扱い、空席待ちをしている他のお客様にお座席を提供するということになるからです
遅れてくるにはそれなりのやむを得ない事情があるとは思いますが、搭乗手続き締め切り時間に”遅れないこと”が一番の解決策だと思います
だって、他のお客様は搭乗手続き締め切り時間の前に手続きを終わらせているのですから
ということで、搭乗手続き締め切り時間には余裕をもってに空港には行ってくださいね…という話でした
では、また次回

コメント